
そらくん、ドローンって一口に言っても色んな種類があるのよね?

この前テレビで見たやつ、めちゃくちゃ大きかったんだけど

そうそう!ドローンにも色々あるんだよ

一般的なのは「マルチコプター型」って言って、プロペラが4つ付いてる「クアッドコプター」が人気だね

「クアッド」って4つって意味よね?

じゃあ6つとか8つ付いてるのもあるの?

6つなら「ヘキサコプター」、8つなら「オクトコプター」って呼ぶよ

プロペラが多いほど安定性が増すけど、その分複雑になるんだ

へー、でも普通の人が買うのは4つのやつが多いのね

メーカーってどこが有名なの?

えーっと、「DJI」っていう中国のメーカーが圧倒的にシェアが高くて…確か7割くらい?

ボクのドローンもDJIなんだよ

7割って、ほぼ独占状態じゃない!

そんなにすごいメーカーなの?

うん、技術力が高くて、初心者でも飛ばしやすいように作られてるんだ

まあ、ボクもまだ完全に使いこなせてないけど…

また「使いこなせてない」って言う〜

じゃあ、ドローンってどんな部品でできてるの?

基本的な構成は、フレーム、モーター、プロペラ、バッテリー、それから制御装置の「フライトコントローラー」

フライトコントローラー?なんか難しそう…どんなことしてるの?

姿勢を安定させたり、GPS使って位置を把握したり、操縦者の指示を各モーターに伝えたり…まあ、ドローンの司令塔だね!

へー、そんなに賢いのね

カメラって標準で付いてるの?

それは機種によるかな

最初からカメラ付きのもあれば、後から取り付けるタイプもあるし…

あ、でも「ジンバル」って聞いたことある?

ジンバル?なにそれ、楽器?

違う違う!カメラを支える装置で、ドローンが揺れてもカメラは安定した映像が撮れるようになるんだよ

まあ、原理は…詳しくは分からないけど

また「詳しくは分からない」!

でも、手ブレ補正みたいなものなのね

バッテリーってどのくらい持つの?

これも機種によるけど、一般的なドローンだと20分から30分くらいかな

重いカメラ付けたり、風が強かったりすると、もっと短くなるよ

意外と短いのね

長時間撮影したいときはバッテリーをたくさんいるのね

そうそう、本格的にやる人は予備バッテリーを何個も持ってるよ

あと、充電器も現場に持参したり…

けっこう大荷物になりそうね

ところで、操縦する機械…プロポ?って言うの?

プロポーショナルコントロールシステムの略で「プロポ」だね!

最近はスマホやタブレットと連携して、画面で映像を見ながら操縦できるんだよ

それは便利そう、まるでゲームみたいじゃない?

そうなんだけど、ゲーム感覚で飛ばすと危険だから、ちゃんと安全確認してから…って、教官に言われたよ

あ、珍しくまともなこと言った!やっぱり安全第一よね

でしょ?いろはちゃんもドローン始めるなら、まずは基本をしっかり覚えなきゃ

ボクが教えてあげるよ!

頼もしい!でも、まずはそらくんが実際に飛ばすところを見せてよね

う…うん、もちろん!今度天気のいい日に…
「ドローン」の詳細
このページでは、マルチコプター型の「ドローン」がどんな構成になっているのか、どのくらいのことができるのかなど、「DJI」の機体を例に、詳細に確認していきます。
サンプルとして紹介する機体は「DJI Air 3S」。DJIの入門機とハイエンド機の間、ミドルクラスで人気のドローンです。
※このサイトはAmazonのアソシエイトとして、は適格販売により収入を得ています。
まずはプロモーションの映像をみてみます。
「ドローン」の機能など

こちらの機体では、センサーで障害物を検知しながら安全に、高度な撮影ができるようになっています。その他のスペックは公式サイトに詳しく掲載されていますが、下記が抜粋したものになります。
| 離陸重量 | 724 g |
| サイズ | 折りたたんだ状態(プロペラなし):214.19×100.63×89.17 mm(長さ×幅×高さ) 展開した状態(プロペラなし):266.11×325.47×106.00 mm(長さ×幅×高さ) |
| 最大上昇速度 | 10 m/s |
| 最大下降速度 | 10 m/s |
| 最大水平速度 | 海抜0 m、無風状態:21 m/s |
| 最大離陸高度 | 6000 m |
| 最大飛行時間 | 45分 |
| 最大航続距離 | 32 km |
| 最大風圧抵抗 | 12 m/s |
| 動作環境温度 | -10~40℃ |
| 内部ストレージ | 42 GB |
重さはだいたい軽いノートPCくらい、持ち運ぶ時のサイズは20㎝×10㎝くらいで、小さい靴1足分くらいのサイズです。水平移動速度は最大で21 m/s=約75 ㎞/hということで、かなりのスピードが出ることがわかります。
ドローンの構成
外部の構成
「ドローン」を外側から見てみると、いろいろなパーツがあります。

この写真では見えていませんが、裏側などに電源ボタンやバッテリーもあります。
内部の構成
「ドローン」の本体の中には、様々なパーツが搭載されています。
- 電波送信器/受信機
- メインコントローラ
- 電源管理装置
- モーター制御装置
- GPS受信機
- 電子コンパス
- ジャイロセンサー
- 加速度センサー
- 高度センサー
操縦装置(プロポ)の構成
- 本体
- バッテリー
- 電源ボタン
- LEDランプ
- モニタ
- USBポート
- アンテナ
- スティック
- その他操作ボタン等
まとめ
「ドローン」がどんな構成で、どんな機能が備わっているかを解説しました。
次のページでは、「ドローン」が実際にどんな使われ方をしているかを解説します。



