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6.航空法以外の規制

いろは
いろは

航空法のことは分かったけど、他にも法律があるって言ってたわよね?

いろは
いろは

なんかいっぱいありそうで心配…

そら
そら

そうなんだよ…実は航空法だけじゃなくて、前にも言った「小型無人機等飛行禁止法」とか「電波法」とか、色々な法律が関係してくるんだ

いろは
いろは

出た、小型無人機等飛行禁止法

いろは
いろは

これなんだっけ?

そら
そら

重要な施設の周辺300mでは、ドローンのサイズに関係なく飛行禁止なんだよ

そら
そら

皇居とか国会議事堂とか、原発とか…

いろは
いろは

300m?けっこう広い範囲ね

いろは
いろは

でも当然よね、テロとかに使われたら大変

そら
そら

しかも、この法律は警察庁の管轄だから、航空法とは別の役所が管理してるんだよ

いろは
いろは

管轄が違うって、ややこしいわね

いろは
いろは

電波法も関係あるって言ってたけど、ドローンも電波使うから?

そら
そら

その通り!操縦するときは電波を使うからね

そら
そら

でも普通のドローンならWiFiとかBluetoothだから、特別な免許は…

いろは
いろは

「特別な免許は」って、何か条件があるの?

そら
そら

「技適マーク」っていうのが付いてる機器じゃないとダメなんだ

そら
そら

まあ、普通に売ってるドローンなら大丈夫だと思うけど…

いろは
いろは

「思うけど」って、そらくん自分のドローンに付いてるか確認してないの?

そら
そら

え、えーっと…今度確認してみるよ!

そら
そら

あと、FPVっていう、ゴーグルを付けて操縦するタイプは別の規制があるんだって

いろは
いろは

FPV?なんかゲームみたいで楽しそう!どんな規制?

そら
そら

無線局の登録が必要な場合があるんだって

そら
そら

アマチュア無線の資格が必要とか…詳しくは分からないけど

いろは
いろは

また「詳しくは分からない」!

いろは
いろは

でも、普通のドローンなら大丈夫なのね?

そら
そら

うん!でも他にも「民法」とかも関係してくるんだよ

いろは
いろは

民法?契約とかの?ドローンと関係があるの?

そら
そら

他人の土地の上空を飛んだり、勝手に撮影したりすると、プライバシーの問題とか所有権の問題が出てくるからね

いろは
いろは

あー、なるほど!確かに勝手に家の上を飛ばれて、庭とか撮影されたら嫌よね

そら
そら

だから撮影する時は、人が写らないように気を付けたり、許可を取ったりすることが大切なんだ

いろは
いろは

配慮が必要なのね

いろは
いろは

他にはどんな法律があるの?

そら
そら

飛ばす場所によって違うんだけど…

そら
そら

道路の上なら「道路交通法」、川や海なら「河川法」「海岸法」、森や公園なら「森林法」「自然公園法」とか…

いろは
いろは

うわー、いっぱいある!覚えきれないわよ

そら
そら

あと、自治体の条例もあるからね

そら
そら

公園でドローン禁止とか、観光地で規制があったりとか…

いろは
いろは

もう頭がパンクしそう…

いろは
いろは

結局、どこで飛ばせばいいのよ?

そら
そら

だから最初は「ドローン練習場」とか、許可された場所で練習するのが一番安全だよ

そら
そら

あとは人里離れた山奥とか…

いろは
いろは

なるほど

いろは
いろは

でも、これだけ複雑だと、独学で覚えるのは大変そうね

そら
そら

だからボクもドローンスクールで勉強したんだ

そら
そら

法律だけじゃなくて、実技も教えてもらえるし

いろは
いろは

やっぱりスクールねー、どのくらいお金かかるの?

そら
そら

二等なら20万円ぐらいかな?一等はもっと高いけど…

いろは
いろは

20万円!けっこうするのね

いろは
いろは

でも、安全に飛ばすためにはしかたないか…

そら
そら

知らないうちに法律違反しちゃったら、50万円の罰金とかもあるからね

いろは
いろは

でも、これだけ色々な法律があると、プロでも完璧に把握するの大変そうね

そら
そら

だから常に最新情報をチェックして、分からないことは専門家に相談することが大切なんだよ

そら
そら

ボクもまだまだ勉強中だけど…

いろは
いろは

「まだまだ勉強中」って正直ね

いろは
いろは

でも、ドローンって、楽しそうだけど責任も大きいって感じね

そら
そら

だからこそ、しっかり勉強して、安全に楽しく飛ばしたいよね

そら
そら

いろはちゃんも一緒に頑張ろう!

いろは
いろは

うん!まずはそらくんが実際に飛ばすところから始めましょうね

そら
そら

は、はい…頑張ります!

「ドローン」の主な規制は「航空法」によって行われていますが、「小型無人機等飛行禁止法」など、飛行の際に注意すべき法律が他にもあります。このページでは、関連する法律にどんなものがあるかをみていきます。

小型無人機等飛行禁止法

「小型無人機等飛行禁止法関係」(警察庁)https://www.npa.go.jp/bureau/security/kogatamujinki/index.html を加工して作成

国の重要施設とその周辺300m地域の上空は原則飛行禁止となります。航空法は国土交通省の管轄になりますが、小型無人機等飛行禁止法は、警察庁の管轄になります。

電波法

遠隔操作を行うので、必ず電波を使用します。詳細は、下記総務省のサイトに掲載されています。

WifiやBluetoothの通信では免許や登録は不要ですが、技適マークがついているものを使用する必要があります。
また、ゴーグルを使用するタイプのFPVのドローンでは、無線局の登録が必要な画像伝送が用いられることがありますので、注意が必要です。

FPVタイプのドローン

民法

航空法や小型無人機等飛行禁止法については、主に安全や治安などに関して定めていますが、他社の権利といった点では、民法の確認が必要です。下記は確認しておきましょう。

飛ばす場所の管轄法

私有地以外を飛行させる場合でも、許可が必要だったり、そもそも飛行が禁止されている場合もあります。飛行させる場所の管轄省庁などを必ず確認しましょう。

  • 道路交通法
  • 森林法/自然公園法
  • 河川法/海岸法
  • 各自治体の条例

まとめ

ここまで6回に分けて、はじめて「ドローン」に興味を持った方に向けて「ドローン」の概要を解説してきました。自動車と違い、資格がない場合でも「ドローン」を飛ばすことができる場合もありますが、知らないうちに違反をしてしまっている、申請しても却下されてしまうなど、現実的にはスクールなどでしっかりと知識と技術を身に着けることをおススメします。

資格の取得については、次のページで詳しく解説しています。